本日の主なトピック #
- Amazon Connect に AI エージェントのパフォーマンスを測定する8つの新メトリクスが追加
- AWS Client VPN が Transit Gateway とネイティブ統合し、ソース IP の可視化を実現
- AWS Compute Optimizer が最新の第8世代 EC2 や最新 RDS インスタンスをサポート
- SageMaker HyperPod が Slurm クラスタのネットワークトポロジを自動的に管理・維持
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Amazon Connect、AIエージェントのパフォーマンスを測定・改善するための8つの新しいメトリクスを提供開始 #
投稿日: 2026年04月24日
何ができるようになったのか #
Amazon Connectにおいて、AIエージェントのパフォーマンスを測定・改善するための8つの新しいメトリクスが提供されました。これには、目標達成率(Goal Success Rate)、忠実度スコア(Faithfulness Score)、ツール選択の正確性(Tool Selection Accuracy)などが含まれます。
何が嬉しいのか #
AIによる顧客対応の品質を可視化できるようになります。AIエージェントが顧客のリクエストを正常に解決できたか、文脈を無視した「ハルシネーション(もっともらしい嘘)」が発生していないか、適切なツールを選択・利用できているかを評価し、継続的に改善することが可能になります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: AIエージェントの具体的なパフォーマンス測定、特にハルシネーションの検知やツール選択の精度を標準メトリクスで詳細に把握することは困難でした。
- これから: 8つの専用メトリクスにより、AIエージェントの品質と成果を客観的に評価し、顧客フィードバック(Good/Bad評価)と組み合わせて分析できるようになります。
具体的なユースケース #
- コールセンターでのAIエージェント導入において、特定の問い合わせに対する解決率をモニタリングし、プロンプトや知識ベースの改善に役立てる。
- AIエージェントが誤ったツールを呼び出していないか、または事実に基づかない回答をしていないかを定期的に監査する。
Amazon EC2 ハイメモリ U7i インスタンス、追加のリージョンで利用可能に #
投稿日: 2026年04月24日
何ができるようになったのか #
Amazon EC2 ハイメモリ U7i インスタンス(8TB, 16TB, 24TB)が、さらに多くのリージョンで利用可能になりました。U7i-8TB は欧州(ストックホルム、チューリッヒ)、U7in-16TB は米国東部(オハイオ)、U7in-24TB は欧州(ストックホルム)で新たにサポートされました。
何が嬉しいのか #
SAP HANA、Oracle、SQL Server などのミッションクリティカルな大規模インメモリデータベースを、より多くのリージョンで実行できるようになります。DDR5 メモリと第4世代 Intel Xeon Scalable プロセッサにより、急速に増大するデータ環境でのトランザクション処理スループットを高速化できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: これらの第7世代ハイメモリインスタンス(U7i)は、限られたリージョンでのみ利用可能でした。
- これから: 米国および欧州の主要なリージョンで、最大24TBのメモリを搭載した最新の高性能インスタンスを選択できるようになり、グローバルな展開が容易になります。
具体的なユースケース #
- 大規模な SAP HANA ワークロードを欧州リージョンで稼働させ、高いメモリ容量と広い EBS 帯域幅(最大100Gbps)を活用してデータロード時間を短縮する。
- 数十テラバイト級のインメモリデータベースを米国東部リージョンで統合・管理する。
Amazon SageMaker HyperPod、自動的な Slurm トポロジ管理をサポート開始 #
投稿日: 2026年04月23日
何ができるようになったのか #
Amazon SageMaker HyperPod において、Slurm クラスタのネットワークトポロジ設定を自動的に選択・維持する機能が追加されました。クラスタ内の GPU インスタンスタイプに基づいて、ツリートポロジやブロックトポロジなどの最適な設定が自動的に適用されます。
何が嬉しいのか #
分散トレーニングのパフォーマンスが向上します。トポロジ的に近いノードにジョブが配置されることで、GPU 間の通信が高速化され、NCCL 集団通信操作の効率が上がり、トレーニングのスループットが改善されます。また、クラスタのスケーリングやノード交換時にも自動で追従するため、手動でのトポロジファイル更新が不要になります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: Slurm のトポロジを最適化するには、手動でトポロジファイルを更新したり、クラスタ構成の変更に合わせて Slurm を再設定したりする必要がありました。
- これから: トポロジ対応のスケジューリングがデフォルトで有効になり、管理者の介入なしに常に最新のクラスタ状態を反映した最適なジョブ配置が行われます。
具体的なユースケース #
ml.p5.48xlargeなどの階層型インターコネクトを持つインスタンスを使用した大規模な分散トレーニングで、通信レイテンシを最小化する。- クラスタのサイズを動的に変更する環境で、常に最適なネットワーク効率を維持しながらトレーニングを継続する。
AWS Client VPN、AWS Transit Gateway とのネイティブ統合をサポート #
投稿日: 2026年04月23日
何ができるようになったのか #
AWS Client VPN が AWS Transit Gateway とネイティブに統合できるようになりました。これにより、複数の VPC やオンプレミス環境へのリモートアクセスが簡素化され、接続元のクライアント IP アドレスをエンドツーエンドで保持できるようになります。
何が嬉しいのか #
構成が非常にシンプルになります。また、送信元 IP が SNAT(Source Network Address Translation)で変換されず保持されるため、実際のクライアント IP に基づいた認証ルールの作成や、トラフィックの追跡、セキュリティ監査が容易になります。Transit Gateway のフローログでも実際のソース IP が記録されるため、トラブルシューティングやコンプライアンス対応の質が向上します。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 複数の VPC に Client VPN を接続する場合、ハブとなる VPC を構築して管理する必要があり、運用が複雑でした。また、クライアント IP は SNAT されていたため、個々のユーザーを識別してセキュリティ制限をかけることが困難でした。
- これから: 中間 VPC が不要になり、Client VPN エンドポイントから直接 Transit Gateway を介してネットワーク全体にアクセスできます。クライアント IP も保持されるため、よりきめ細かなアクセス制御と可視性が得られます。
具体的なユースケース #
- リモートワークの従業員に対して、単一の VPN エンドポイントから複数の VPC(開発、ステージング、本番など)やオンプレミスの社内システムへのアクセスを、高い可視性を保ちながら提供する。
- 実際のクライアント IP アドレスに基づいて、セキュリティグループやネットワーク ACL で特定のユーザーのみに重要なリソースへのアクセスを許可する。
AWS Compute Optimizer、162種類の新しいEC2インスタンスと32種類の新しいRDS DBインスタンスクラスをサポート #
投稿日: 2026年04月23日
何ができるようになったのか #
AWS Compute Optimizer が、最新世代の Amazon EC2 インスタンスタイプ(162種類)および Amazon RDS DB インスタンスクラス(32種類)をサポートしました。これには C8i/M8g などの第8世代 EC2 インスタンスや、M7i/R8g などの最新 RDS インスタンスが含まれます。
何が嬉しいのか #
Compute Optimizer を通じて、最新世代のインスタンスが提供するコストパフォーマンスの向上をより簡単に享受できるようになります。既存のリソースに対して、より高性能かつ低コストな最新世代への移行推奨が受けられるようになります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 新しくリリースされたインスタンスタイプが Compute Optimizer の推奨対象に含まれるまでには、一定の時間がかかることがありました。
- これから: C8系やM8系、R8系などの最新世代 EC2、および RDS の M7/M8/R8 系が推奨対象に含まれ、最新のハードウェア技術を活用した最適化が可能になります。
具体的なユースケース #
- 運用中の C7i インスタンスや M7g インスタンスに対して、Compute Optimizer の推奨に従い C8i や M8g へアップグレードし、同等のコストでより高いパフォーマンスを実現する。
- RDS for MySQL/PostgreSQL や Amazon Aurora において、最新の DB インスタンスクラスへの変更を検討する際の判断材料とする。
AWS Marketplace 管理ポータル、銀行口座の削除をサポート開始 #
投稿日: 2026年04月24日
何ができるようになったのか #
AWS Marketplace のセラーが、AWS Marketplace 管理ポータル(AMMP)の支払い設定ページから、銀行口座を直接削除できるようになりました。ACH形式およびSWIFT形式の銀行口座が対象です。
何が嬉しいのか #
カスタマーサービスに連絡することなく、セルフサービスで銀行口座の管理が可能になります。使用していない口座のクリーンアップや、古い・誤った銀行情報の削除が簡単になり、支払い経路のミスを防ぐことができます。複数の通貨や銀行口座を管理するグローバル企業やISVにとって特に便利です。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 登録した銀行口座を削除するには、AWS のカスタマーサービスに問い合わせる必要があり、手間と時間がかかっていました。
- これから: 管理ポータルから即座に削除可能になり、口座の最終更新タイムスタンプも確認できるため、管理の透明性と効率が向上します。
具体的なユースケース #
- 銀行の統廃合や口座変更に伴い、不要になった古い SWIFT 口座を即座に削除して、誤送金リスクを排除する。
- 登録時に誤って入力してしまった銀行口座情報を、サポートを介さずに自分で修正(削除して再登録)する。