本日の主なトピック #
- AWS Lambda が Ruby 4.0 をサポート: 最新の Ruby 機能を活用可能になり、高度なログ制御も利用できます。
- Amazon EMR 7.1.3 が Python 3.11 をデフォルト採用: Apache Spark のパフォーマンス向上が期待できます。
- Amazon OpenSearch Service がインデックス単位の暗号化をサポート: マルチテナント構成でのセキュリティが強化されます。
- Amazon MQ for RabbitMQ が Prometheus メトリクスを直接エクスポート: 監視の柔軟性が向上します。
- Amazon GameLift Streams が Proton 10 を採用: 最新の Windows ゲームのストリーミング互換性が向上します。
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Amazon EMR 7.1.3 が Python 3.11 をサポート #
投稿日: 2026年04月29日
何ができるようになったのか #
Amazon EMR 7.1.3 がリリースされ、Apache Spark のデフォルトランタイムとして Python 3.11 が採用されました。また、Apache HBase 2.6.3、Apache Hadoop 3.4.2、Apache Phoenix 5.3.0、および AWS SDK v2.41.11 へのパッチバージョンのアップグレードも含まれています。
何が嬉しいのか #
Python 3.11 のパフォーマンス向上(以前のバージョンと比較して最大 10-60% の高速化)を Apache Spark ジョブで直接享受できるようになります。また、関連するエコシステムコンポーネントの最新パッチが適用されることで、セキュリティと安定性が向上します。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 以前の EMR リリース(例:EMR 7.0.0)では Python 3.9 または 3.10 が使用されていました。最新の Python 機能やパフォーマンス最適化を利用するには、手動での設定や古いランタイムへの依存が必要でした。
- これから: EMR 7.1.3 を使用することで、追加設定なしで Python 3.11 の高速な実行環境と最新のライブラリスタックを利用できます。
具体的なユースケース #
- 大規模なデータセットに対する複雑な Apache Spark 処理の高速化。
- Python 3.11 の新しい言語機能(より詳細なエラーメッセージや型ヒントの改善)を活用したデータパイプラインの開発。
Amazon GameLift Streams が Proton 10 ランタイムをサポート #
投稿日: 2026年04月28日
何ができるようになったのか #
Amazon GameLift Streams で、Windows ゲームを Linux ベースのストリームクラスで実行するための互換レイヤー「Proton」の最新バージョンである Proton 10 がサポートされました。これにより、最新の DirectX 12 タイトルのサポート強化や、グラフィックス翻訳レイヤー(VKD3D/DXVK)の更新によるパフォーマンス向上、ビデオ再生の問題(ブラックスクリーンなど)の修正が含まれています。
何が嬉しいのか #
ゲーム開発者は、より広範な Windows タイトル(特に最新の AAA タイトル)を、追加コストなしで Amazon GameLift Streams を通じてあらゆるデバイスに配信できるようになります。描画品質とパフォーマンスが向上し、プレイヤーにより良いストリーミング体験を提供できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 以前の Proton バージョンでは、最新の DirectX 12 機能を使用する一部のゲームで互換性の問題が発生したり、特定のビデオ形式の再生で不具合が生じることがありました。
- これから: Proton 10 を選択することで、最新のゲームエンジンを活用したタイトルも安定してストリーミング可能になり、パフォーマンスの最適化も自動的に適用されます。
具体的なユースケース #
- 最新の DirectX 12 対応ゲームのクラウドストリーミング配信。
- Linux ベースの低コストなインスタンスを活用した、高品質な Windows ゲームの提供。
Protonは、Valve社によって開発されたオープンソースのソフトウェアで、Linux上でWindows用のゲームを実行するための互換レイヤーです。 主な特徴は以下の通りです。
- DirectXをVulkanに変換して実行する。
- Windows専用のビデオコーデックのサポートを強化している。
Amazon MQ for RabbitMQ が Prometheus メトリクスをサポート #
投稿日: 2026年04月30日
何ができるようになったのか #
Amazon MQ for RabbitMQ 4.2 ブローカーにおいて、Prometheus プラグインがデフォルトで有効になりました。これにより、ブローカー、キュー、接続に関するメトリクスを Prometheus 形式のエンドポイント(/metrics など)から直接取得できるようになります。
何が嬉しいのか #
既存の Prometheus ベースのモニタリングスタック(Grafana、Amazon Managed Service for Prometheus など)に RabbitMQ ブローカーを簡単に統合できます。CloudWatch に公開される標準メトリクスよりも詳細な情報を、使い慣れたツールでリアルタイムに観測・アラート設定することが可能になります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 詳細なメトリクスを取得するには、CloudWatch への出力を待つか、独自にプラグインを設定したりサイドカーを利用してメトリクスをエクスポートする必要がありました。
- これから: RabbitMQ 4.2 ブローカーであれば、追加設定なしで標準の Prometheus エンドポイントが利用可能になり、直接スクレイピングできます。
具体的なユースケース #
- Grafana を使用した、アプリケーションと RabbitMQ の統合ダッシュボードの作成。
- 自前の Prometheus サーバーによる、詳細なキュー滞留状況や接続状態の監視。
Amazon OpenSearch Service がインデックス単位の暗号化をサポート #
投稿日: 2026年04月30日
何ができるようになったのか #
Amazon OpenSearch Service (バージョン 3.3 以いた) において、インデックスごとに異なる AWS KMS カスタマー管理鍵を使用して保存時のデータを暗号化できるようになりました。
何が嬉しいのか #
マルチテナント構成のドメインにおいて、テナントごとに異なる暗号化鍵を使用することで、よりきめ細やかなセキュリティポリシーの適用とデータ分離が可能になります。各テナントが独自の鍵を管理・制御できるため、コンプライアンス要件への対応が容易になります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 暗号化はドメインレベルで行われており、1つのドメイン内のすべてのインデックスは同じ AWS KMS 鍵を使用して暗号化されていました。
- これから: 同一ドメイン内であっても、機密性の高い特定のインデックスに対してのみ別の鍵を割り当てるなど、柔軟な鍵管理が可能になります。
具体的なユースケース #
- SaaS アプリケーションにおいて、顧客(テナント)ごとに暗号化鍵を分離してデータを保存する。
- 規制の厳しい特定のデータを含むインデックスに対して、より厳格なアクセス制御が可能な鍵を適用する。
AWS Lambda が Ruby 4.0 をサポート #
投稿日: 2026年04月30日
何ができるようになったのか #
AWS Lambda において Ruby 4.0 がマネージドランタイムおよびコンテナベースイメージとして利用可能になりました。これにより、Ruby の最新機能を活用したサーバーレスアプリケーションの構築が可能になります。
何が嬉しいのか #
Ruby 4.0 のパフォーマンス向上や新機能を利用できるだけでなく、Lambda の高度なログ制御(JSON 形式ログ、ログレベル設定、ターゲットロググループの指定など)もサポートされます。Ruby 4.0 は長期サポート (LTS) バージョンであり、2029年3月までセキュリティパッチ等のサポートが継続されるため、安心して利用できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: マネージドランタイムとして提供されていた最新バージョンは Ruby 3.2 (または 3.3) でした。また、高度なログ制御機能は一部の最新ランタイムでのみ提供されていました。
- これから: 最新の Ruby 4.0 とともに、最新の Lambda 観測機能(高度なログ制御)を組み合わせて利用できるようになります。
具体的なユースケース #
- 最新の Ruby 4.0 の構文やライブラリを活用した新しいサーバーレス API の開発。
- JSON 構造化ログを活用した、より効率的なログ分析とトラブルシューティングの実施。
AWS Outposts が LagStatus CloudWatch メトリクスをサポート #
投稿日: 2026年04月30日
何ができるようになったのか #
AWS Outposts ラックにおいて、LAG(Link Aggregation Group)の接続ステータスを監視するための新しい CloudWatch メトリクス LagStatus が追加されました。
何が嬉しいのか #
外部のネットワーク監視ツールやネットワークチームとの連携に頼ることなく、CloudWatch コンソール上で Outposts の物理的なリンクの接続状態を直接確認できるようになります。1 であれば正常(UP)、0 であれば異常(DOWN)を示し、これをトリガーに CloudWatch アラートを設定することで、迅速なトラブルシューティングが可能になります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: LAG の物理的なリンク状態を把握するには、オンプレミスのスイッチ側のログを確認したり、BGP セッションの状態メトリクスから間接的に推測する必要がありました。
- これから:
LagStatusを見るだけで物理的なリンクが生きているかどうかを即座に判断でき、既存のVifConnectionStatusやVifBgpSessionStateと組み合わせることで、問題が物理層、論理層、BGP 層のどこにあるかを容易に切り分けられます。
具体的なユースケース #
- Outposts とオンプレミスネットワーク間のリンク断絶の自動検知とアラート通知。
- ネットワーク障害発生時の、物理レイヤー(LAG)か論理レイヤー(BGP)かの迅速な切り分け。
Amazon QuickSight がフィルターコントロールのカスタムソートをサポート #
投稿日: 2026年04月29日
何ができるようになったのか #
Amazon QuickSight のドロップダウンやリスト形式のフィルターコントロールにおいて、値の表示順序を自由にカスタマイズ(カスタムソート)できるようになりました。
何が嬉しいのか #
ダッシュボード利用者が最も頻繁に使用する項目をリストの先頭に表示したり、ビジネスロジックに基づいた順序(例:重要度の「高・中・低」)で表示したりすることができます。これにより、利用者の利便性が向上し、情報の探索がよりスムーズになります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: フィルター内の値は常にアルファベット順にソートされていました。そのため、優先順位などで並べたい場合は、データの先頭に数字(1. 高, 2. 中…)を付与するなどの工夫が必要でした。
- これから: アルファベット順(昇順・降順)だけでなく、完全に任意の順序や、他のメトリクス(例:売上の合計順)に基づいた並び替えをダッシュボード作成者が設定できるようになります。
具体的なユースケース #
- 「緊急・高・中・低」といった優先度フィールドを、アルファベット順ではなく論理的な順序で並べる。
- 製品カテゴリのフィルターを、売上高が高い順に並べて表示する。